新日本プロレス13日(日本時間14日)の米国・サンノゼ大会でウィル・オスプレイ(30)と激突するオカダ・カズチカ(36)が、はなむけのレインメーカーを予告した。オカダが2016年3月に新日本マットに導いたオスプレイは、2月から米AEWに主戦場を移す。特別な存在との節目のシングルマッチに秘める思いとは――。

 オカダは15年10月の英国遠征で対戦したオスプレイをCHAOSに勧誘。今や誰もが認める世界トップクラスのレスラーとなったオスプレイから「最後にオカダに自分の力を見せておきたい」と対戦要求され、シングルマッチが決定した。

 オカダとオスプレイは2022年度の「プロレス大賞」でベストバウトを獲得した黄金カードだ。「エールを送る必要がないくらい活躍が約束されていると思えるレスラーですから。その中でも新日本で築いてきたことの集大成として僕と戦うので、しっかり送ってあげたいなと思いますね」とかつての弟分の成功には太鼓判を押すが、花を持たせるつもりはない。「これが最後だとは思いたくないですけど、向こうが望んでくれて戦えるのはいいですね。もちろん去る人にいい思いをして去らせるつもりはないですし。しっかり勝って『新日本プロレスはすごかったな』と思って次に行ってくれたらいいですね」と必勝を誓った。

 4日東京ドーム大会では〝ドリームマッチ〟と言われたブライアン・ダニエルソンとの再戦を制したばかり。「こっちとしてはたまらないですけどね。なんでこんな強敵ばっかり戦わなきゃいけないんだって」と苦笑しつつも「ブライアンと戦って世界的に注目されたと思いますし、AEWに行くオスプレイと戦うのも意味があるので。また世界的に名を広めていけたらと思いますね」と新年早々から続く大一番を歓迎した。

 オスプレイのみならず柴田勝頼もAEWとの契約が発表され、タマ・トンガも今月限りで退団を表明するなど新日本は過渡期を迎えつつある。それでもオカダは「もっと俺は活躍できるって言って外に行くのはいいことだと思いますし。ステップアップしたりだとか、そういうのが新日本プロレスも当たり前になっていったらもっといいかなと」と持論を展開。中邑真輔の退団後に内藤哲也が、ケニー・オメガの退団後にジェイ・ホワイトが台頭した例を挙げ「新陳代謝は進んでいったほうがいいと僕は思いますけどね」と新たなスターの誕生に期待を寄せた。

「世界に響く試合ができているので、それを日本にも、世界中に届けるような1年にしたいですね。棚橋(弘至)社長になっていいスタートが切れるかなと思うので。しっかり支えるところは支えて、戦えるところは戦っていきたいと思います」と抱負を語ったオカダが、サンノゼ決戦でも世界最高峰の戦いを見せつける。