新日本プロレスのSANADA(35)が、IWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(41)にダイレクトリマッチを要求だ。4日の東京ドーム大会でベルトを失ったが、一夜明けた墨田区大会で再戦を持ちかけると新王者も受諾。その理由の一つとなったのが、ドーム決戦後に起きたリング上での〝救済劇〟だ。内藤の悲願をアシストした真意とは――。
前夜の頂上決戦に敗れベルトを失ったSANADAは、5日に早くも再戦を要求。内藤も「大きな借りをつくっちまったなと思っていたんでね。いいよ、やってやるよ」と返答し挑戦が決定的となった。
内藤が言う「借り」とは、王座戦直後のリング上での出来事だ。内藤が悲願だった東京ドームでの「デ・ハ・ポン!」大合唱をしようとしたところで、EVILが乱入。4年前にKENTAが妨害したときと同じような状況になると、SANADAがEVILをシャイニングウィザードで排除し、結果的に内藤の悲願達成をアシストした。
EVILの蛮行を許せないのは当然とはいえ、死力を尽くした戦いの後で最後の力を振り絞り、あれだけネチネチ…いや執拗に批判的な発言を繰り出してきた内藤を救う行動に、ファンからは大歓声が沸き起こった。
取材に応じたSANADAは「東京ドームのメインに初めて立ってみて、立った人間にしかわからない重みというものは感じましたよね。やっぱりメインを締められるのは、メインで勝った人間だけだと思いますし。自分は負けてしまいましたけど、勝った内藤哲也に締めてほしいと思ったんです」と振り返る。
その上で「4年前に(大合唱を)潰された時は仲間の立場で間近で見ていましたし、助けられなかったという思いもあったんで。そこまで考えたわけではないんですが、勝手に足が動いちゃったというか」と胸中を明かした。
もちろん、見返りを求めて行動したわけではない。即再戦を望む理由を「内藤さんも『今』って言葉をよく使ってますよね。SANADAと内藤哲也が最前線で戦えるのは今しかないと思うので」と説明。決して〝貸し借り〟ではなく、あくまでレスラーとしての本能に従った結果だという。
「王者としてやり残したこともありますし。ベルトを取り戻した先のことはこれから考えていきますけど、一つだけ決まってることがあります。EVILの挑戦だけは受けないようにしようかなと」
いまだ完成していない新しい景色を再び描くために、最高峰王座を奪回する。













