2024年早々にビックサプライズだ。1日(日本時間2日)のWWE「ロウ・デイ1」(カリフォルニア州サンディエゴ)に、ハリウッドのスターのドウェイン・ジョンソンことザ・ロック(51)が電撃登場。WWEユニバーサル王者ローマン・レインズ(38)との激突を示唆した。

 この日のロウには「元WWE王者が登場する」と予告されていた。WWEユニバース(ファン)はビッグネームを予測していたが、実際に出てきたのはなぜかジンダー・マハル…。2017年5月にWWE王者になったとはいえ、出オチ感満載の〝小物〟で会場からは落胆の声が上がった。

 しかも大ブーイングの中でよせばいいのに「俺の名はWWE王者のリストのトップにいる」「俺はアイアン・シークなどとは違う」などと言い、パンジャーブ語で米国もディスってしまった。その時だ。「If you smell!」の雄たけびとともにに誰もがシビれるテーマ曲が流れ、観衆は大爆発だ。

 黒のサングラスにタンクトップ姿の〝ピープルズ・チャンピオン〟は、さわやかな笑顔で花道を歩いてリングに入った。観衆は「ロッキー! ロッキー!」の大チャントで、帰ってきたカリスマを出迎えた。昨年9月のスマックダウンで約4年ぶりにWWEに復帰したが、今度はわずか3か月半で戻ってきた。

ジンダー・マハル(右)と対峙したザ・ロック(©2024 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
ジンダー・マハル(右)と対峙したザ・ロック(©2024 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

 マイクを握ったロック様は、昨年6月に死去したWWE殿堂者アイアン・シークとは旧知の仲で「もしアイアン・シークがここにいたら、こう言うだろう。ああロック、このダメで、汚くて、クソヤローで、負け犬ヤローは誰だ?」とマハルを罵倒した。

 さらに「ファンがブーイングを浴びせるのは、お前が大バカヤローだからだ」などと立て板に水の罵詈雑言。おまけに観衆には「デイ1」と「アホヤロー」を交互にチャントをさせるわ、米国国歌の替え歌を披露してマハルをディスるわと、やりたい放題だ。

 さすがにキレたマハルが襲いかかってきたが、ロックはパンチ4連発で逆襲。強烈なスパインバスターで叩きつけた。続けて必殺のピープルズエルボーをぶち込み、マハルを場外に追いやった。

 再びマイクを握ったロック様はこれからサンディエゴの街に食事に行くと言い「ザ・ロックはブースに座るべきか、それともバーに座るべきか? それとも『ヘッド・オブ・ザ・テーブル』に座るべきか」と意味深発言をぶっ放した。

マハル(左)を皮ベルトで殴りつけたザ・ロック(©2024 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
マハル(左)を皮ベルトで殴りつけたザ・ロック(©2024 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

「ヘッド・オブ・ザ・テーブル(首座)」とは、WWEユニバーサル王者レインズのニックネーム。これは絶対王者への宣戦布告と言っていい。ロックの試合出場が実現すれば、2016年「レッスルマニア32」でのエリック・ローワン戦以来、8年ぶりになる。

 これには米メディアも「WWEが長い間望んでいたロック対レインズの試合をついに実現させたとしたら、それはレッスルマニアであろうと他のイベントであろうと、大きなビジネスになる試合だ」(「CBS」電子版)と報じ、興奮を隠せない。

 今年の祭典「レッスルマニア40」は、4月6、7日にペンシルベニア州フィラデルフィアのリンカーン・フィナンシャル・フィールドで開催予定。ここでロック様と絶対王者レインズのスーパードリームマッチが実現すれば、24年のプロレス界が盛り上がること間違いなしだ。

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。