結果こそがすべて――。巨人の松原聖弥外野手(28)が2024年を逆襲のシーズンとするべく燃えている。

 松原は21年に135試合に出場し12本塁打、37打点、打率2割7分4厘の15盗塁と大ブレークを果たすも、その後のシーズンでは苦戦続き。23年シーズンは21試合出場にとどまると得意の打撃ではまさかの無安打に終わった。

 今オフはその打撃に重きを置いてトレーニング中。「打撃(のスタイル)を来年どうしていくか。基本的にはもう固まってるんですけど、そこをもっと細かく、来年どうしていきたいか、どうしていけばいいか、というのを探りながらやっています」と明かし、この期間に方向性の最終決定を行う方針を明かした。

 ここまでは苦悩の2年間だった。2年前に引退した恩師・亀井コーチからは、当時「もっと頭を使え」との激励を受け、以降は「この2年間はものすごい考えるようになった」と自分なりに試行錯誤の日々を続けた。そんなまな弟子を傍らで見守ってきた同コーチは「ちょっと考えすぎちゃったのかな…」と心配の声も寄せていたほどだった。

 松原自身も葛藤を続けている。「考えすぎているのか、まだ考え足りないのかは分からないですね。でも考えられるようにはなった。(試合でも)考えなあかん場面と、積極的にいっていい場面と、臨機応変に使い分けられたらいいですけど…」

 既に明るい兆しも見えてきている。二軍戦では四球数が51と前年からほぼ倍増。出塁率も3割8分4厘と上昇した。「(打席では)やみくもにいかないように意識して。打率はそんなに上がらなかったが、打率に対しての出塁率とか四球の数は今までの自分じゃ考えられないくらいに逆転したので。そこを使い分けていければ打率も出塁率も良くなるんじゃないかと思うんです」

 自問自答の日々が正しかったかは結果でしか分からない。「考えてきた日々がいい時間になったかは来年終わってみないとわからないです。『いい時間だった』と言えるようにしたいですね」

 苦悩の時間が無駄ではなかったことを証明するためにも、完全復活を果たす決意だ。