最後に笑うのは…。大みそかの格闘技イベント「RIZIN.45」(さいたまスーパーアリーナ)開催が目前に迫った。何かと話題を集める年末恒例イベントで、メインとセミで行われる2大タイトルマッチを〝バカサバイバー〟こと青木真也(40)が忖度なしに占った。

【RIZIN大みそか決戦をブッタ斬り(1)】まず注目したのは、セミで行われる「RIZINバンタム級王座戦」だ。王者のフアン・アーチュレッタ(米国)に朝倉海が挑戦する。

 かねて朝倉海について運動能力が高すぎるがゆえに故障が多いとしている青木は、今回の試合の展開を問われ「どうせ朝倉が試合にたどりつかない」と大胆予想していた。だが、朝倉海のケガが発生せず、見立ては外れたように思われる。これに青木は「まだ分かんないだろ。三浦孝太と朝倉海だけは、前日…いや当日、リングに入るまで信用できない」と声をしゃがれさせた。

 それでも「もしもゴングが鳴らされたら…」の前提で予想すると「普通にやったらアーチュレッタ勝利だ」と断言。以前から「朝倉のテンカオ(ヒザ蹴り)は有効だけど、結局はアーチュレッタのガッツにひっくり返されちゃうんじゃないか。朝倉は打撃で一点突破して主導権を取るしかない」としていたが、その考えは変わっていないようだ。

 しかし「今回はそれをひっくり返す〝なにか〟が起きそうな予感がしているんだよね。朝倉兄弟って今、弟(海)のケガとか兄貴(未来)が負けたりしてカルマ(業)が解消されているじゃん。対するアーチュレッタはRIZINでベルトを取って、いい思いをしてカルマがたまっているから。それでひっくり返る気がする」と運気の流れが変わってアップセットの起きる可能性があると指摘。さらに「リングっていうのも朝倉にはいいよね。ほとんど金網でやったことがないわけだから。逆にアーチュレッタは金網の方がやりやすいはず」とも続けた。

 メインの「RIZINフライ級王者決定戦」についても言及。ベルトを巡り堀口恭司と神龍誠が争うが、青木は両者の間には大きな力の差があるとして「堀口がコテンパンにやっつけると思う」とメガネを光らせる。その上で、24日の調印式で神龍が堀口に向けて放った「もう時代は終わっているんで」との言葉を引用し、こう話す。

「時代って、急に終わらないんだよ。徐々に斜陽になっていくものなんだ。そう言う意味で、年齢的に堀口さんが斜陽になっているのは事実だ。だけど、まだ本人も自覚できないほどの斜陽だと思う。それを『時代は終わった』って言っちゃう〝語彙力〟が神龍さんの何たるかを物語っているよね」
 
 これを踏まえ「そもそも格闘技のベルトって、取ったら上がっていくことはなくて、下がっていくことが多いんだよ。だから、斜陽に差し掛かった堀口恭司がRIZINのベルトを持って、どんなものを描いていくかに俺は興味がある。まさしく太宰治ですよ」と話すとスープをすっと吸った。話はもちろん終わらない。