ソフトバンクの三森大貴内野手(24)が25日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、200万円ダウンの年俸4300万円でサインした。20日に行われた1回目の交渉では保留し、今回が2度目だった。
今季は打率2割6分、5本塁打、21打点、14盗塁。打撃不振で開幕一軍を逃し、シーズン序盤は出番が少なかったこともあり、打席数、安打数ともに前年を下回った。2年連続で100試合以上に出場したが、球団の期待値に及ばなかったことがダウン提示となった。
会見では「来年がんばるしかない」と多くを語らず、新シーズンに向けて静かに闘志を燃やした。来季は球界屈指のユーティリティープレーヤーでもある牧原大成内野手(31)が「セカンド一本」を宣言。二塁を本職とする三森にとっては強力なライバルとなるが「まずはグラウンドに立つことが大事。セカンドにこだわりはない。試合に出ることが一番」と語った。真意は打力に重きを置いて、自分の城を築く意志の表れだ。「来年はホームラン。これからは〝飛ばせる打者〟を目指そうと思っている。1、2番を打つのではなく、ランナーを還すところを意識したい。打点、安打数、本塁打、そういう増えていく数字を伸ばしていきたい」と明確なビジョンを明かした。
心機一転で臨む来季へすでに動き出している。長谷川コーチや今季の本塁打王・近藤の意見を参考に、バットの重量化を決断。「今は890グラムのものを使っているが、来年は900グラム台のものを使おうかなと。重くしてスイングスピードが少し落ちて芯がズレたとしても、飛んだ方がいい」。会見時とは打って変わって来季への取り組みを語る顔は生き生きとしていた。
チーム内でも、その長打力に目を見張る声はかねて多かった。もちろん現場首脳陣の意向が優先だが、自分の城を築くため〝打撃改革〟断行の思いは強い。(金額は推定)












