阪神は13日のヤクルト戦(神宮)に2―4で逆転負けを喫し、再び首位から陥落した。

 1点リードで迎えた8回にリリーフ陣が崩れた。3番手でマウンドに上がった桐敷拓馬投手(26)が先頭の武岡に中前打を浴びると、代走・並木に盗塁を許して無死二塁。続く石井の中前適時打で試合を振り出しに戻された。
 
 左腕は流れに乗った燕打線の勢いを止められず。沢井への死球と丸山の左前打で一死満塁とされ、藤川球児監督(45)はベンチを出て交代を告げた。後を託された新助っ人・モレッタだったが、内角の直球が古賀のヒジを直撃し、痛恨の押し出し死球。なおも一死満塁から増田に中犠飛を許し、リードを2点に広げられた。

 それでも指揮官は「その前だね。その前のランナー一塁で、うちが追加点を取らなければいけないというゲーム展開でしたね」と指摘。敗因として強調したのは直前の攻撃だった。

 2―1の7回は先頭・伏見が出塁するも小幡が犠打を決められず。さらに相手の失策で二死二、三塁となったが、森下は中飛に倒れた。藤川監督は「こちらが有利に進めなければいけないところで進められなかった。やっぱり1点を守るというのはいつでも、どんなときでも難しいですからね」と振り返った。

 先発・高橋遥人投手(30)は大雨が降る初回に1点を失い、連続無失点は32イニングでストップ。それでも2回以降は立ち直り、6回3安打1失点の好投を披露した。虎将は「素晴らしい投球でしたね、きょうも。難しい天気でしたけど、いいピッチングでしたね」と評価。

 続けて「だけど攻め手に転じたときのリズムが作れなかったというのをまた反省して、あさってからいくしかないですね。やり返すということですね」と追加点を奪えなかった展開を悔やんだ。

 終盤に救援陣が崩壊し、無双左腕の好投は白星につながらず。一夜で首位の座を明け渡す悔しい敗戦となったが、指揮官は「今日はゲームを落としてますから。きっちりした展開を持ってこれなかったというのが次への反省ですね」と巻き返しを誓っていた。