2003年に活動を休止した女子プロレス団体「アルシオン」が、来年1月12日東京・新宿フェイスで一夜限りの復活大会を行うことになった。いち早く参加が発表されたのが、同団体でも屈指の美女レスラーとして人気を集めた藤田愛だ。
当初はお笑い芸人を目指して吉本総合芸能学院に在籍していた変わった経歴を持つ。一念発起してプロレスラーを目指して単身メキシコに渡り、ウルティモ・ドラゴンの指導を受けて基礎を学んだ。帰国後の1999年4月14日の後楽園ホール大会で、キャンディー奥津と組んで、AKINO、浜田文子組戦で国内デビュー。トップ選手に囲まれる破格のデビュー戦となった。
当時はガングロやルーズソックスなどいわゆるコギャルブームで、美形の藤田も顔を焼いて「コギャルレスラー」としてブレーク。「顔黒天使」のニックネームがついた。01年にはプロボクシングにも挑戦。以降はパンチも得意とするようになる。大向美智子との「サイバージャンクス」で台頭するや、02年2月にはタッグのツイン・スター・オブ・アルシオン王座を初戴冠した。
ルックスだけではなく究極龍の指導を受けたとあって、実力も兼ね備えていた。学生時代は体操も経験しており、特にファイヤーバードスプラッシュは本家ハヤブサにも劣らない美しいフォームと威力を誇った。
02年には納見佳容との王座決定戦を制してWWWA世界スーパーライト級王座を獲得。しかし翌年6月にアルシオンがメジャー女子プロレスAtoZに吸収されると、12月に退団して引退を表明。04年4月10日ディファ有明の「藤田愛引退興行」で、大向と組んでライオネス飛鳥、アジャ・コング組と対戦して現役を退いた。
わずか5年間の現役生活だったが、強烈なインパクトを残した選手だった。引退後は復帰することもなく、2児の母親として平和に暮らす。約20年ぶりとなる1日限りの復活で、往年の華麗なパフォーマンスを見せてくれるか、注目が集まる。













