フィギュアスケートの全日本選手権(長野・ビッグハット)で2連覇を果たした男子の宇野昌磨(26=トヨタ自動車)は、自身の現在地を冷静に分析した。

 世界選手権(来年3月、カナダ・モントリオール)の代表に内定した宇野は、25日に長野市内で行われた記者会見に出席。全日本選手権で本田武史、羽生結弦に並ぶ歴代2位の記録となる通算6度目の日本一に輝いた王者は「(代表に選ばれて)とても光栄。最善を尽くしたい」と抱負を述べた。

 3連覇がかかる世界選手権は、グランプリ(GP)ファイナルで敗れたイリア・マリニン(19=米国)などのライバルが立ちふさがる。「順当にいけば僕は優勝できないと思っている」と謙遜しつつも「今までで最高の演技をしなければ優勝はない。3連覇に重圧を感じている場合ではないと自分の実力的に思っているので、最善を尽くすことだけを考えて調整したい」と意気込みを示した。

 今後はプログラムから外している4回転サルコーの練習を取り入れながら、各ジャンプに磨きをかけていく方針だ。「ステファン(コーチ)と『練習を少しずつしていって、状況に合わせてサルコーをやるか、やらないか決めていこう』という話をした。今跳べているジャンプをよりきれいにやることが一番最初にやらなきゃいけないことなので、目の前のことを1個1個やっていきたい」と展望を語った。

 約3か月後の大一番へ、自身が納得のする演技を目指していく。