〝気配り力〟もトップクラスだ。フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、カナダ・モントリオール)の代表選考会を兼ねた全日本選手権初日(21日、長野・ビッグハット)の男子ショートプログラム(SP)は、宇野昌磨(26=トヨタ自動車)が104・69点で首位発進となった。
世界選手権2連覇の貫禄を示した。冒頭の4回転フリップを決め、4回転―2回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も着氷。スピン、ステップも最高のレベル4にそろえ「6分間練習から不安定だった。正直な感想は『よくやったな』と」と安堵の表情を浮かべた。
演技後には会場の四方に深々と一礼。ファンを大切にする姿勢はリンク外でも変わらない。宇野はスポーツ用品大手「ミズノ」のブランドアンバサダーを務め、コラボ企画の第7弾で女性向けアイテムの開発に協力。ファンがアイスショーや試合観戦で使用できる商品づくりを提案した。
同担当者によると、宇野は「ファンのみなさんはいつも寒そうで、いつも防寒着を持っている。アイスショーの合間で席を立たなきゃいけないタイミングでは、荷物全部を持っていくのは大変そう」と分析。寒さ対策にもなるカーディガンやベストなどの開発で助言し、ファンが使用することをイメージして明るい色も取り入れた。
宇野は23日のフリーに向けて「優勝を目指したい」。演技でも結果を残し、ファンに感謝の思いを伝える。












