フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、カナダ・モントリオール)の代表選考会を兼ねた全日本選手権初日(21日、長野・ビッグハット)、男子ショートプログラム(SP)が行われ、2年連続6度目の優勝がかかる宇野昌磨(トヨタ自動車)は104・69点で首位発進。山本草太(中京大)は2位、鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は3位だった。

 世界選手権2連覇中の王者が観衆を魅了した。冒頭の4回転フリップを着氷させると、4回転―2回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も成功。「プログラム全体として失敗しても、ちゃんと完成されているプログラムを見せることが目標だった」と冷静に振り返った。

 今季は「表現力の向上」をテーマに掲げてきたが、今大会に向けて「競技者として戦いたいと思った以上、ジャンプも必要」と演技の幅を広げてきた。23日のフリーは「明日含めて練習して、ちゃんと素晴らしい演技が少しでも見せられるようにいい調整をしたい」と決意を新たにした。