前哨戦はカオスの極みとなった。ドラゴンゲート24日の福岡国際センター大会でのオープン・ザ・ドリームゲート3WAY王座戦の前哨戦が19日の東京・後楽園ホール大会で行われ、王者・菊田円(24)と挑戦者のルイス・マンテ(31)、シュン・スカイウォーカー(27)が激しくやり合った。

 3人は、この日メインのタッグ戦に出場。菊田とマンテが組んでシュン、KAI組と対戦した。試合は案の定、開始から王座戦を控える3人が激しくやり合う大混戦。タッグのはずの菊田とマンテも誤爆や仲間割れを繰り返すと、最後はシュンがパイプイスを持ち込んで敵軍を殴打し、反則負けが告げられた。

 試合後、シュンは大の字になっている勝者のマンテと菊田に「弱いなあ!! ドリームゲート、3WAYなんじゃないの? なんでお前ら組んでんのかな? 例えお前らが組んだところで王者のその上、天空にいるシュン・スカイウォーカーにはかなわないけどな」と高笑い。2人を極悪軍団「Z―Bratz」の仲間と共に公開処刑を始めた。

 そこに憤怒の表情で駆け込んできたのが、JACKY〝FUNKY〟KAMEIだ。第3試合でのISHINとの一騎打ちで「Z―Bratz」に介入され、最後はシュンに足を引かれてエプロンから転落。リングアウト負けを喫していた。そのKAMEIが「Z―Bratz」を蹴散らしたところで、斎藤了GMから菊田、マンテ組にKAMEIを、シュン、KAI組にISHINを加えて、6人タッグで再試合を行うと発表された。

 試合は怒れるKAMEIが菊田とマンテをけん引し、シュンに猛攻。最後は2人の援護も受けて押さえ込み、殊勲の3カウントを奪取した。すると試合後、マンテがKAMEIに「今日は助けてくれてアリガトー!! 私はKAMEがホントに大好きです」とまさかのラブコールだ。

シュン(左)から3カウントを奪い、ガッツポーズのKAMEI
シュン(左)から3カウントを奪い、ガッツポーズのKAMEI

 さらにシュンまでKAMEIに抱きついて「素晴らしいよ。KAMEI。俺が3カウント取られるほどに成長したんだろ。素晴らしいよ。やっぱりお前俺の近くにいた方がいい。俺の隣で輝く存在だ」と続く。このシュンの誘いに、KAMEIは「触んじゃねえよ、バカ」と一蹴し「俺はナチュラルバイブスのKAMEIだ」と吐き捨てて去っていった。

 そこに今度は王者・菊田がベルトをもって登場。「KAMEIに構っている暇があるのか? 団体のトップが持つベルトをKAMEIに負けたシュン・スカイウォーカーが取れるのか?」とあざ笑う。

 これにシュンが「俺と戦うのがこええのか? 勝つのは殿上人のこの俺に決まってるだろ」と返せば、マンテが「ワタシがイチバン!! ワタシが、イチバン!!」と日本語で連呼した。

 もはや何が何やら分からなくなってきた3WAY王座戦。最後に誰が笑うのか…。