西武・渡辺久信GM(58)が7日、6年ぶりの古巣復帰を果たした炭谷銀仁朗捕手(36)について、獲得の経緯と今後の期待を語った。
まず渡辺GMは「コーチではないので、まずは既存のキャッチャーたちと勝負してもらう。ウチのキャッチャー陣は若いし、経験も少ない。岡田がああいう状況(左足手術からのリハビリ)の中で、経験のあるキャッチャーがいた方がベンチも安心感があると思う。銀仁朗がタイミング的にすごくよかった。6年ぶりにこういう形で戻ってこれて私としてもすごくうれしい」と自身が監督時代に主戦に起用した炭谷の復帰を喜んだ。
FAで国内他球団に移籍した選手が現役で西武に復帰した例は2010年の工藤公康投手に続いて2例目となる。
同GMは「ずっと長いこと一緒にやっていたので、銀仁朗の性格とか人となりは分かっていた。チームにとってプラスになる人材だというところでのオファー」と語りこう続けた。
「正直言うと、シーズン中は岡田の復帰を期待していた。岡田もずっとウチで長いことやってきて彼の性格も分かっている。彼みたいな人間が一人ベンチに居てくれると大きい。結果的に復帰ができなかったということで、たまたま銀仁朗がああいう形(楽天を戦力外)になったので。でもウチとしたらすごい戦力というか、いて絶対にマイナスにはならない。そういう判断です」
この5年間で巨人、楽天を経験してきた元主戦捕手の復帰に渡辺GMは「やっぱり外の世界を知るということはすごく大切なこと。できればサンちゃん(中村)とかクリ(栗山)みたいに最後まで、そこで終われるというのが理想的な感じではある」としながらこうも指摘した。
「彼はキャッチャーなので他のチームの野球、システムを見ることによって余計そういう引き出しが増える。それはすごく大きいこと。これは(ヤクルト、台湾球界を経由した)私自身も経験している。いろいろなエキスを来年はチームに注入してほしいと思う」
最後に同GMは炭谷の人柄を「誰からも憎まれないタイプ。キャッチャーってひと癖もふた癖もある人たちが今まで名捕手になっているイメージがある。銀仁朗は全然そういうタイプではない。当然ピッチャーも守る。配球に正解なんてないんですけど、失敗したら『自分のせい』といえるキャッチャー。私の経験上、今まで言えないキャッチャーがいっぱいいたので(笑い)」と評し、6年ぶりの再タッグを喜んでいた。













