打者を圧倒できる投手を目指す。今季、開幕投手を務めたソフトバンクの大関友久投手(25)が1日、来季に向けて〝重量化ボディー〟への進化を掲げた。

 筋量を増やしてパワーアップを図る。すでに体重に関しても4~5キロの増量をしており、現在は99キロ。3桁の大台を超えていく公算で「僕の場合はパワーピッチングをしないと勝てない。頭打ちになってしまう。骨格筋量をずば抜けた値まで持っていけるように、メジャーリーガーと同じくらいの数字に持っていけるように、とにかくウェイトと食事を気にして体を大きくします」と力を込めた。

 今季は17試合に登板して5勝7敗、防御率2・92。2年連続で100イニングを超えて防御率2点台をマークした。2021年の支配下昇格後、着実に成長を遂げている。ただ、悔しさも残った。開幕後はローテの柱となっていたが、6月上旬に高熱をともなう体調不良で離脱して以降、調子を落とした。

 シーズン最終登板となった10月2日の楽天戦(ペイペイ)まで、およそ4か月勝ち星から遠ざかった。「もっともっと、自分に期待していたシーズンで、その通りにいかない1年だった。体調不良で筋量が落ちた時に一気に自分の投球ができなかった」と振り返った。

 そこで今回の取り組みにチャレンジする。チームの分析でも他選手と比べて直球のスピードに比例して打者を封じることができる傾向が顕著に出ているという。「パワーがつけば球は速くなる。リスクも大きいことですし、周囲から『体を大きくし過ぎ』と言われるかもしれないが、リスクをとらないと納得いく投球もできないと思うので。筋肉をつける上で、ある程度は脂肪がつくのも受け入れないといけない。一時的に技術が下がるデメリットは受け入れた上で、ほかのタイミングから脂肪を減らしていきたい」と覚悟を口にした。

 育成選手として入団し、急成長を遂げてきた大関。「球速も含めて、メジャーリーグレベルの選手になりたい」。高い目標を掲げて突っ走るつもりだ。