甘い誘惑とは無縁のようだ。巨人・門脇誠内野手(22)が29日に都内の球団事務所で契約更改を行い、2260万円増の3100万円でサインした。

 ルーキーイヤーの今季は非凡な守備力を武器に坂本から遊撃のポジションを奪い取り、126試合に出場して打率2割6分3厘、3本塁打、21打点をマーク。球団からは「守備を評価していただいて、来年も期待しているという言葉をいただきました」という。

 開幕一軍を勝ち取ると一度も二軍落ちすることなくシーズンを完走。さらに、初めて侍ジャパンの一員として臨んだ「アジアプロ野球チャンピオンシップ」では、決勝の韓国戦でサヨナラ打を放ち大会MVPに輝いた。「初戦からしっかり3安打して、毎試合ヒットを打つことができて、自分の対応力というところで引き出しが増えた」と収穫を口にした。

 昨年まで大学生だった若者の年俸は3・7倍にハネ上がり日本代表でも活躍。背番号は主力選手の証しでもある1桁番号の「5」となった。今後は寮生活に別れを告げて1人暮らしとなる。一般的にはおのずと酒や遊びなどに触れる機会は増えてくる。しかし、チーム関係者は「門脇ならどんなに周りがチヤホヤしてきても大丈夫。自分に厳しく誘惑に負けるような性格ではない」と断言する。

 実際、シーズン中は一番乗りで球場入りし入念に準備を開始。寮の部屋に戻れば疲労回復を早める酸素発生機があり、ゲームをすることが最大の息抜きだったという。

 年俸増額分も自己投資に使う予定。30万円以上する空気圧による脚のケア用品を「(今季)レンタルしていたのを購入しようと考えています」とキッパリだった。

 阿部監督が理想とする「相手に点を与えない野球」で遊撃・門脇はキーマンの一人となる。〝超インドア派〟の性格も相まってどんな誘惑にも惑わされることはなさそうだ。

(金額は推定)