ソフトバンクの又吉克樹投手(33)が28日に福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1億5000万円でサインした。今季は2021年オフのFA加入時に結んだ4年契約の2年目。勝ちパターンの中継ぎとして期待されたが、シーズン序盤に不調による二軍降格もあり、32試合の登板にとどまった。2勝2敗、10ホールド、防御率2・25。来季へ向けて「器用貧乏でもいい。便利屋で1試合でも多く投げたい」とフル回転を誓った。

 球団との意見交換では、ブルペンのモニター増設や若手の社会人教育の一環で租税知識のレクチャー充実などを訴えた。「野球選手は一般の社会人とは違う引かれ方もする。領収書もインボイスが始まって、どういうふうにしたらいいのか。一社会人として、お金の話。野球だけの人生で終わりではない。基本的な、ベースの話をしてあげられませんかという話をさせてもらった」。高卒で野球一筋の選手も多い。資料配布や講習など、野球中心でも〝野球だけ〟にならない啓発を求めた。

 この日は、海野隆司捕手(26)が100万円ダウンの年俸1200万円、吉田賢吾捕手(22)が現状維持の年俸800万円、川原田純平内野手(21)が10万円アップの年俸570万円、井上朋也内野手(20)が40万円アップの年俸900万円でそれぞれサインした。

 また、19年のドラフト1位で戦力外通告を受けていた佐藤直樹外野手(25)は、新たに育成契約を締結。100万円減の年俸1300万円で再契約し、3ケタ番号の「138」からの出直しを図ることになった。(金額は推定)