フィギュアスケート男子で五輪2連覇を達成した羽生結弦(28)に対し〝プロ集団〟のサポートを勧める声が上がっている。

 8月に一般女性との結婚を発表した羽生は、17日に公式SNSで離婚を発表。一部メディアの過熱報道、ネット上での誹謗中傷、一部ファンのストーカー行為などを理由に挙げた上で「これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました」などと報告した。

 深夜に飛び込んだニュースは、世界中のメディアが報道。日本でも連日大きな話題となっており、多様な意見が飛び交っている。そんな中、数多くのアスリートが所属する大手マネジメント関係者は「結婚発表の時のリリースで詳細を一切公表しなかったのは『さあ、みなさんその後を追いかけてください』と言っているようなもの」と指摘した。

 プライバシーを隠す権利は当然あるが「例えば会見をしたりして『一般人なのでお相手の取材は控えてください』などの呼びかけをしたらよかったのでは。変に隠そうとしたことで、正体探しが過熱したと思う」と分析した。

 大手マネジメントであれば、羽生と同様に各競技で世間から注目を集めたアスリートの守り方を熟知している。現在の羽生は政木道夫弁護士が代表取締役を務める「team Sirius」に在籍しているものの、同関係者は「やっぱり大きい事務所のサポートを受けたりしたほうが守りやすくなると思う」との見方を示した。

 フィギュア関係者からは羽生のメンタル面を不安視する声も飛び出しているだけに、何らかの対策が求められそうだ。