日本ハムが来季の上位浮上に向け、水面下で「補強」の動きを加速させているという。

 チームは1日から本拠地・エスコンフィールド北海道と、沖縄・国頭の2班に分かれて秋季練習を開始。大半の主力は本拠地で、守備強化を中心に連日汗を流している。ただ、その一方でフロント陣はすでに戦力底上げへ着手。今季までチームに在籍したアルカンタラ、ハンソン、マーベルの助っ人3選手との契約を結ばず、新戦力獲得に向け最終候補を絞り込んでいるというのだ。

 球団関係者の一人によれば「加藤貴と上沢の動向がまだ決まっていないので」と前置きしながらも「即戦力の外国人投手は獲得する方向でいる」とこう続ける。

「ポスティングでメジャー移籍を目指す上沢にまだ条件提示などをしていないが、(国内FA権を取得した)加藤貴にはすでに球団側から最大限の評価、条件提示をしている。これで断られたら納得がいくという条件なので。加藤貴もある程度満足してくれているはずです。あとは本人の他球団との交渉結果を待つだけですが、球団としては最終的に残留してくれると信じている。となれば、残りは上沢が流出した際の穴埋め。そこを外国人、またはトレードで何とかというところです」

 では、誰を獲るのか。新庄監督に秋季キャンプ初日に直撃したところ「ガンケルとかどうなのかなって。ちょっと工夫したら、うまくいきそうな気もしますけどね」とズバリ。ソフトバンクから退団濃厚とされる助っ人右腕の名前を挙げたが、他球団の即戦力投手を獲得することも諦めていない。

「例えば、先発ローテーションで回る投手なら複数人が絡むトレードで獲得できる可能性はある。ウチには捕手を含め、ポジションがダブっている選手がいますから。そのあたりも条件次第ですが、引き合いは結構あるので」(前出関係者)

 3日は祝日とあって、本拠地にはおよそ1万2500人のファンが来場し、シーズンさながらの盛り上がりで選手の練習を見守った。これには新庄監督も「俺もビックリした。こんなに入ると思わなかった」とニンマリ。「(ファンのために)何かしたいね。試合をしたいんですけど、野手はいけるけどピッチャーがね。(別組の)沖縄から呼ぼうかな」と順調過ぎるキャンプに満足げな表情を見せていた。あとは補強で戦力アップすれば、チームの骨格は固まる。

「まあそれ(補強)はこっち(日本ハム選手の去就)がまとまってから。(欲しい有望選手は)いっぱいいますからね」(新庄監督)

 本拠地での秋季キャンプでの戦力底上げに加え大型補強。新庄監督3年目となる日本ハムはやはり侮れないか。