新日本プロレスのエル・デスペラードが、パートナーのマスター・ワト(26)に熱いゲキを飛ばした。

 30日の「スーパージュニアタッグリーグ」公式戦(新潟・燕市民体育館)で2人はKUSHIDA&ケビン・ナイトと対戦。開始から8分以上もワトがつかまる苦しい展開を強いられた。

 だが、ようやくリングインしたデスペラードが敵軍を蹴散らし、ケビンの左脚に集中砲火。これで流れを引き寄せる。人間離れしたケビンの空中殺法に最後まで苦しめられながらも、ワトがジャーマンを決めてアシスト。最後はデスペラードがピンチェ・ロコでトドメを刺した。

 先シリーズの6人タッグ7番勝負を経て結成されたコンビはこれで5勝1敗の勝ち点10とし、再び単独首位に浮上。ハイライトを試合後だ。

 おもむろにマイクを握ったデスペラードは「本来エースっていうのは、ジュニアのエースな。海外行く前も、海外行ってからも、ずっと本隊でやっている人間がやるべきなんだと俺は思っている」と切り出し、ワトに呼びかけた。

「意味わかるよな? なんべん言ってもな、口じゃ『わかりました』って言ってやらなかったら、それはみっともねえからな。このシリーズ、どういう思惑があったのか知らんが、公式戦が9試合でそのうち5つも俺たちがメインを張る。ちっとはわかるだろ。プロレスに覚醒はねえ。一日一日積み重ねて、それがようやく日の目を見るだけだ。一日で変わるやつなんか誰もいねえんだよ。積み重ねて、このシリーズでお前がエースにならなきゃいけねえんじゃねえのか?」と訴え、会場から大きな拍手が沸き起こった。

 神妙な面持ちで聞いていたワトは「一日一日、しっかり吸収して、必ず新日ジュニアのエースになりたいなと。いや、新日ジュニアのエースになります!」と宣言。〝絆〟が芽生えつつある2人が、このまま優勝へ一直線だ。