ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は27日(日本時間28日)、『山本由伸に2億ドルの価値はあるのか? メッツにとって、彼はそうかもしれない』との見出しで、今オフにポスティングで大リーグ移籍を目指すとされているオリックスの山本由伸投手(25)がメッツ入りする可能性について検証した。

 今季、5年7500万ドルでメッツと契約した千賀滉大投手(30)について同紙は、開幕から一度も先発ローテーションを外れずに防御率2.98、166回1/3を投げ202奪三振を記録したことから「球界で最も安定した先発投手の一人だった」と評価。千賀と山本の両投手を見てきた関係者が山本について「間違いない。山本は千賀よりも若く、ストレートの制球力も優れている。カッターとスプリットは千賀の方がいいだろうが、(総合的には山本の方が)いい投手だ」と絶賛していることを紹介した。

 そして山本の獲得に参戦する可能性のある某球団の関係者が「山本の入札が6年か7年で、契約総額は2億ドル台から始まる可能性が高い」と指摘したことにも触れた。

 また、ある情報筋によると、山本はすでに他の日本人投手がいる大リーグ球団に移籍することに前向きな姿勢を見せているという。現時点ではダルビッシュ有投手(37)のパドレス、菊池雄星投手(32)のブルージェイズ、そして千賀が所属するメッツが該当する。同紙は「ローテーションの空きを埋めなければならないメッツにとってはいい兆し」で、「2021年の(東京)五輪日本代表チームで共にプレーした山本と千賀の関係は良好であると言われている」ことを伝えた。

 日本から大リーグに移籍する投手としては、14年にヤンキースと7年1億5500万ドルで契約した楽天・田中将大投手(34)を超える史上最高額の契約を手にすると見られている山本。同紙は資産家として知られるメッツのオーナー「ティーブ・コーエン氏の資金力」が最大のチャンスになり、これまで投手に2億ドル以上の投資をしたことがないメッツ(の契約の歴史)が「変わるかもしれない」と締めくくった。