黒田剛監督(53)率いるJ2町田は、来季J1で躍進できるのか。元日本代表FW武田修宏氏(56=本紙評論家)は、町田の社長兼CEO(最高経営責任者)で経営権を持つサイバーエージェントの藤田晋社長(50)の〝資金力〟がカギになると指摘した。
武田氏は町田のJ1昇格に「黒田監督、藤田社長、そして町田の歴史をつくった下川浩之さん(相談役)、おめでとうございます」と祝福。青森山田高からJリーグの指導者へ転身し、就任1年目で結果を出した黒田監督の手腕に「シーズン前から昇格が絶対目標で、それができて当たり前。かなりのプレッシャーだったと思うが、プロとして結果に責任を持ってプレッシャーをはねのけた。素晴らしい」と絶賛した。
J2で旋風を巻き起こした〝黒田サッカー〟は最高峰のJ1では通用するのか。武田氏は「現時点の戦力では、まだまだ厳しい。まずは10位以内というところが目標になるのではないか。特に日本人選手のレベルを上げていかないといけない」と指摘する。来年のパリ五輪を目指す大岩ジャパンで常連のFW平河悠やFW藤尾翔太ら若手が次々と台頭したものの、J1で戦うためにはトップレベルの選手補強が不可欠となる。
特に重要になるのが外国人選手だ。武田氏は「藤田さんの資金力で外国人枠をうまく生かせれば、優勝争いに絡めるかもしれない」。経営権を持つサイバーエージェントのトップでチームのかじ取り役としてもらつ腕を振るう藤田社長の号令のもと、大物助っ人を獲得できれば戦力の大幅アップが期待できる。
また、武田氏は「藤田さんも、J1で優勝間近の神戸の三木谷(浩史会長)さんも、年月をかけてサッカーにお金をつぎ込んで結果を出した。本当にすごい」と2人の名物経営者の共通点を指摘しながら、サッカーに対する熱意を称賛した。
藤田社長はすでに黒田監督の続投を明言。来季の町田が今度はJ1でどんな快進撃を見せてくれるのか楽しみだ。










