青森山田高で常勝軍団を築いて今季からJ2町田を率いる黒田剛監督(52)が、初陣となった19日の仙台戦(Gスタ)で0―0の引き分けに終わったが〝独自色〟全開でチーム改革をアピールした。
町田は堅守をベースにして攻撃陣が攻め込んだが、最後の決定力を欠いてゴールを割れずスコアレスドローとなった。
Jリーグで初の指揮を終えた黒田監督は「自分自身初めてだったので、実際どんなもんだろうなと。高校サッカーとどれだけ違うのかと。(全国高校サッカー)選手権とは相当、雰囲気が違う。ファン、サポーターの熱がひしひしと伝わってくる、これがプロの世界なんだなと改めて感じた」と興奮した様子で語った。
白星こそ逃したが初陣で早くも〝黒田カラー〟を鮮明に打ち出した。青森山田高で必殺の武器としていたロングスローを導入し、投げ手にMF翁長聖を指名。この日もチャンスを演出した。
「武器の一つであるということ。一つ点を取りたい時は我々の武器として活用することは重要だ」と代名詞でもあるロングスローをJリーグでも積極的に使う構えだ。
また、高校年代の指導では経験しない助っ人外国人とのコミュニケーションもばっちり。「片言の英語でもしゃべったほうがいいかなと。ポイントをしっかり共有していく」と黒田流のコミュニケーション術も浸透させている。
名将のもとで生まれ変わった町田に、J1常連の仙台も苦戦。伊藤彰監督は「町田のプレッシャーが速かった。本当に町田さんが素晴らしい戦い方をしてきた」と脱帽。黒田監督の手腕について「本当に黒田さんのやり方は、こういうハードな戦い方をしてくる、そこで勝ち点を稼いでくることに長けている監督」と絶賛した。
高校サッカーで伝説を作った黒田監督が今季のJリーグで旋風を巻き起こすのか期待は高まるばかりだ。












