北中米W杯決勝(19日=日本時間20日、米国・ニューヨーク)でスペインと対戦するアルゼンチンの選手が準決勝でイングランドに勝利した後のピッチで「フォークランドはアルゼンチンのものだ」と書かれた横断幕を掲げた問題が大きな波紋を広げている。

 英「BBC」など各メディアによると、試合会場などで政治的主張を禁止している国際サッカー連盟(FIFA)は、調査を開始すると発表した。世界中で物議を醸している政治的な行為について、FIFAは声明で「通常の手順に従い、懲戒委員会が報告書を精査し、関連する状況を検討した上で懲戒規定に基づいて今後の措置を決める予定」という。

 英政府もFIFAに対して徹底解明を求めている中、処分は罰金となることが有力視されることに自由民主党のエド・デイビー党首はアルゼンチン選手を「出場停止にしろ」と要求した。同メディアは「今回の件はW杯の試合で発生したため、より深刻に受け止められる可能性がある」と報道。過去に欧州サッカー連盟(UEFA)がスペイン代表のアルバロ・モラタとロドリが「ジブラルタルはスペインの領土だ」と主張した際に、1試合の出場停止にした例を挙げていた。

 この横断幕問題ではアルゼンチンのDFクリスティアン・ロメロ(トットナム)、MFレアンドロ。パレデス(ボカ・ジュニアーズ)、MFジオバニ・ロセルソ(ベティス)、DFリサンドロ・マルティネス(マンチェスター・ユナイテッド)の4人が処分対象になるとみられている。出場停止となれば、大幅戦力ダウンは避けられない中、FIFAはどんな処分を下すのか。