青森山田高からJリーグの指揮官に転身を果たしたJ2町田の黒田剛監督(52)が、日本代表・森保一監督(54)の口癖でもあるフレーズをチーム方針に掲げた。

 町田は黒田監督の初陣となった19日の仙台戦(Gスタ)で0―0の引き分けに終わったが、J1常連の仙台を相手に攻守で圧倒して今後の躍進を期待させる内容を披露した。

 試合後の会見では、青森山田高で築いたような常勝軍団への道しるべを力説。「勝つイコール守れることだと思っている。守備のゲームプランのところはブレることなくやれた。チャンスで点を取れなかったので、そこで1点、2点を取れるようにする。今日はサイドからの攻撃、デュークを起点とした前後の動きも出てきた。その辺の精度をもっと上げる」と守備の重要性を強調した上で、効果的な攻撃を組み立てていくと熱弁した。

 そうした点を踏まえて「良い守備からの良い攻撃ということにつながる」とテーマを掲げた。

 実はこのフレーズを好んで使う指導者がいる。日本代表の森保監督だ。

 16強に躍進したカタールW杯の大会中はもちろん、就任してから一貫して言葉にし続けてきたのが「良い守備から良い攻撃にということ」。世界と戦う上で、まずは堅守をベースにして守備から攻撃へ素早く切り替えるサッカーを理想に掲げてきた。偶然にも黒田監督は、森保監督とまったく同じ言葉を掲げてJリーグの舞台に挑んでいるのだ。

 日本が誇る〝2大名将〟に共通する信念。両チームともに今後が楽しみだ。