東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で青学大を史上6校目の4連覇(2015~18年)に導いた原晋監督(56)が、昨今話題の〝自主性〟について持論を展開した。
今夏の第105回全国高校野球選手権大会(甲子園)では、慶応(神奈川)が107年ぶり2度目の優勝を果たした。丸刈りではなく髪の毛を伸ばした選手たちが大舞台で躍動する姿が話題となり、〝自主性〟を重視した指導がトレンドとなっている。
そんな中、19日に都内で行われたマイナビ社でのイベントに出席した原監督は「選手の主体性を生かす指導法は果たして正しいのか?」とのテーマのもとで、他の出席者と意見を交わした。
昨今の流れについて、原監督は「それはそれ良いが…」と切り出した上で「組織の状態とその選手のスポーツに向き合う姿勢、この関係性によってサーバンド型(自主性重視の方針)でつくっていくのか、あるいは一方向型の君臨型でつくっていくのか、状態によって使い分ける必要があるのではないかなと思っている」と冷静な見解を語った。
原監督と言えば、選手の主体性に重きを置いた指導者のイメージが強いが、決して簡単なことではないと指摘。「私自身は君臨型でチームを支配して、選手を引っ張ってきたという流れでスタートした」と回想。その上で「いろんな衝突も起こったが、徐々に学生たちは私が唱えた理念や指導に共感をしてくれて、より自分で目標を管理をして、自ら行動を移すように変わってきた。それで指導者の私も君臨型からサーバンド型に近いような形をとっていった」と一連の経緯を説明した。
選手が伸び伸びとした環境で取り組める競技に取り組めるのは、個々の選手たちに考える力が身についていることが大前提。だからこそ、選手の能力に合わせて指導者が正しい選択を下す必要があるというワケだ。











