王座戦を控えたDDTの赤井沙希(36)に黄信号が点灯だ。

 15日の札幌大会(サッポロ・イーワン・スタジアム)では、坂口征夫、岡谷英樹とのイラプショントリオで保持するKO―D無差別級6人タッグ王座のV5戦で、高木三四郎&彰人&大石真翔を迎え撃つ。前日の札幌大会でイラプションは、高木と大石に須見和馬を加えたトリオと前哨対決した。

 だが、大石の関節技で右脚を破壊された征夫が大ピンチに。最後は一瞬の隙を突いて征夫が変型三角絞めで大石から勝利を奪ったが、右脚を引きずりながら引き揚げる姿が痛々しかった。

 試合後のバックステージで高木は「今日は負けたぞ。だけど、この負けは明日の勝利につながると思っているんで。脚を引きずって帰ったのは坂口征夫のほうだ!」と豪語。三方ヶ原の戦いで勝利した武田勢のように「エイ、エイ、オー!」とかちどきをあげた。

 一方の征夫は「右脚1本壊したからって、俺には赤井も岡谷もいるんだよ。お前らにこの右脚、札幌土産でくれてやる! 明日は、お前らぶっ壊してやるから!」と言葉だけは威勢が良かったが、苦悶の表情を隠せなかった。

 赤井は11月12日東京・両国国技館大会の引退試合をベルトを持ったまま迎えることを目標としているが、暗雲が垂れ込めたのは事実だ。

 それでも赤井は「坂口さんのヒザがどうなのかわからないですけど、それぐらいでやっとハンディになるんじゃないかと思います。社長(高木)に対するブーツの足心地、今でも忘れられないので、明日がっちり、ばっちりやらせていただきます」ときっぱり。北の大地でベルトを守り抜けるか。