パ・リーグ最年長男が圧倒的な存在感を示した。ソフトバンク・和田毅投手(42)が25日のロッテ戦(ZOZOマリン)で、5回無四球1失点の力投で7勝目。負けられない同率2位対決となった重要な一戦で、持ち前の勝負強さを発揮した。
初回を打者3人で料理すると、先制点をもらった直後の2回は3者連続で空振り三振。「初回から全力で投げた」。直球のキレも抜群で先に点を与えず、複数失点は許さない〝勝てる投手〟のセオリーを遂行した。
衰え知らずという言葉は、和田のためにあると言っても過言ではない。今季は19試合に登板して、7勝6敗、防御率3・34。メジャーも経験した大ベテランは、チームでは有原に次ぐ勝ち星をマークして貯金もつくっている。自己最速149キロをマークしたのはプロ16年目の昨年5月のこと。走り込みと最先端トレーニングのハイブリッドで進化を止めない。
また、若手が弱音を吐くほどの食トレは年々すごみを増すばかりで「この年齢になったら、もう怖いものはない」。数年先を見据えていた30代までのアプローチとは異なり、悔いなく野球に打ち込んでいる。そんな姿がチームの次代をけん引すべき石川ら後輩たちの生きた教材となっている。
球団はすでに来季の重要な戦力と位置づけ、契約更新を打診する方針を固めている。過去の実績や功績ではなく、リアルタイムで欠かせない「戦力」であるとの判断からだ。
この日の試合後、王貞治球団会長は「今日はとにかく和田が良かった」と語った。次回登板はCS圏内を激しく争っている楽天戦。その左肩にかかる期待と重責は、これからも変わらない。












