全日本プロレス一の勢いのある男・本田竜輝(23)が、3冠ヘビー級王座への思いを激白した。
23日の東京・後楽園ホール大会で王者の青柳優馬(27)に挑戦する。今春のリーグ戦「チャンピオン・カーニバル」、夏のトーナメント「王道トーナメント」で王者から直接白星を奪取。トーナメントでは準優勝という実績を残し、王者マットの若手の中で抜け出した。本田も「俺が3冠のベルトを取って、新しい時代の幕開けになる」と力強く宣言する。
今回王座を奪取すれば、宮原健斗の最年少戴冠記録「26歳11か月」を大きく塗り替えることになる。記録を更新し、団体の頂点を目指す本田には、同王座への並々ならぬ思いがある。
自由ヶ丘学園高等学校のレスリング部出身で同高出身の芦野祥太郎にスカウトされ、2018年4月にW―1に入団。最終的に入団を決めたのは、同団体の社長を務めていた武藤敬司の「最後のムーンサルト」(2018年3月31日、東京・後楽園ホール)を観戦したことだった。
両ヒザに人工関節を入れる手術を行うため「プロレス人生最後のムーンサルトとなる」と宣言して飛んだ、武藤の背中を目撃した。当時を振り返り「あの武藤さんのムーンサルトを見て、大学進学の道を絶ったことへの未練みたいなものが完全に消えた。入団してからは誰よりも早く上にいってやるって思って戦ってきた」と明かした。
しかし、18年9月のデビューからわずか1年半後に団体の活動が停止。突然の出来事に「団体がなくなる1か月前に急に所属選手全員が呼び出されて、武藤さんから『すまんかった』って。その時はこのキャリアでもうプロレスができなくなるんじゃないかって絶望を感じた。そのまま結局武藤さんと一度も会話することがないまま。向こうは俺の存在もわかってないと思う」。
だからこそ元3冠王者の武藤に、同王座の最年少戴冠記録を更新することで存在を知らしめたい。本田は「3冠取って俺はお前の団体にいたんだって証明したいね。そして、お前が社長やっていた団体の顔になって、全日本の風景を一変させる」と断言する。本田の思いは実るのか――。












