リーグ3連覇へ王手をかけたオリックスがロッテ・佐々木朗希投手(21)の〝CS登板〟に早くも警戒を強めている。19日のロッテ戦(京セラ)を3―2で逃げ切り、マジック2。20日にもVが決まる。リーグ制覇を果たせば10月18日からCSファイナルステージに臨むが、スコアラー陣は同14日に開幕するファーストステージの行方も凝視。ロッテがCS進出を果たした場合、ファーストを勝ち抜け、あえてファイナル初戦まで難敵・佐々木朗を〝温存〟する可能性があるとみているのだ。想定する「嫌なシナリオ」とは――。

 ロッテとソフトバンクが2位争いをする中、オリックスが注視するのがロッテ・佐々木朗の動向だ。今季も5試合対戦して佐々木朗の2勝1敗、防御率1・45と抑えられ、大苦戦を強いられた。スコアラー陣は「成績は昨季を下回っているかもしれないが、実際にやってみるとWBCで曲がり球を覚え、もっと厄介な存在になっている。進化を続けているのは間違いないし、これからも朗希に黒星をつけることがウチの課題になってくる」と振り返っている。

 そこで警戒すべきはロッテがCS進出を果たした場合の投手起用だ。2勝で勝ち抜けが決まるファーストで重要となるのが初戦。佐々木朗が投げて弾みをつけるのが〝常とう手段〟に違いないが、そうなると中3日で18日のファイナル初戦での登板がかなり厳しくなる。

 そうした状況をオリックスのスコアラー陣は「もしかしたらファーストで朗希が投げない可能性もある。例えば種市だけになるかもしれないし、流れ次第で2人がファイナルに来るかもしれない。こちらとしてはそれが一番嫌な展開。普通に朗希が14日に投げてくれたらいいんだけど…」と警戒心を募らせている。

 左わき腹肉離れから復帰した佐々木朗は、調整登板を2試合こなして連敗し、まだ本調子にはない。これについても「参考にならない。CSにマックスを持っていけるように調整しているわけだから本番ですごい投球をするかもしれない。こっちとしては最悪のことを想定して考えておかないといけない」とみている。

 オリックスはファイナル初戦をエース山本でモノにし、アドバンテージを含めて〝2連勝〟に持っていきたいところだが、佐々木朗が立ちはだかれば皮算用が大きく狂わされる。胴上げ後も神経をとがらせることになりそうだ。