日本代表の急激な進化は森保一監督(55)の手腕の〝たまもの〟だ――。

 森保ジャパンは9月の欧州遠征2連戦で、ドイツに4―1、トルコに4―2と強豪から続けて圧勝。世界にその強さを大きくアピールした。

 元日本代表FW武田修宏氏(56=本紙評論家)は、今回の2試合を総括して「とにかく森保監督が素晴らしい。改めて、そう実感した」と指揮官の働きぶりを称賛する。「森保は〝積み重ね〟ということを以前からよく言っていた。繰り返し、反復することを重視している。例えばこの2試合を見て、各選手がボールを持っていない時のスプリントの回数も増えているし、みんなゴールに向かっていく姿勢がよく見える。ボールを取られた後の追い込みもよく、攻守の切り替えもうまくできている」と日本代表がチームとして成長を遂げている点を強調。

「それは森保がうまくやらせているからだ。練習の時からいい形で切磋琢磨させている。森保のブレない姿勢で、チームが良くなっている」とその指導力を高く評価した。

 森保監督のもとで大きく飛躍している好例として、MF久保建英(22=レアル・ソシエダード)を挙げる。「久保は守備面が強化されて、ボールを持っていない時の動きやプレーの姿勢も向上している」と指摘した。

 そうした状況を踏まえ「カタールW杯予選の時にボロクソ言っていた人はどこに行ったのか。クビだとかみんな言っていたが、オレは信じていた」と、一時不振により噴出した解任論は間違いだったと持論を展開した。

 世界的な名将として森保監督の評価はうなぎ上り。目標とする2026年北中米W杯の優勝に向けて視界良好だ。