ラインナップに一度は名を連ねたが、プレーはかなわなかった。エンゼルス・大谷翔平投手(29)は11日(日本時間12日)のマリナーズ戦(シアトル)でスタメンから急きょ外れた。痛めている右脇腹の回復状況を見極めての判断で、8試合連続の欠場。当初「2番・DH」での出場が発表されたが、その1時間後に取り消された。
 
 8月末に右ヒジ靱帯の損傷が明らかになり、今季中の登板を回避することになった大谷。今月4日に試合前の屋外打撃練習で右脇腹を痛めてからは、出場意欲を示しながらも欠場期間が延びている。

 現場では〝今季終戦〟の判断が近づいているのかもしれない。「オレンジカウンティー・レジスター」電子版でジェフ・フレッチャー記者は、大谷の負傷者リスト(IL)入りについて「現時点ではそうではない」というネビン監督のコメントを紹介。

 一方で「もしチームがオオタニがプレーすることなく、このシリーズ(マリナーズとの3連戦)を乗り切れば、そのようなこと(IL)が話題になるかもしれない。その段階に達しつつあるが、彼はプレーしたがっている」という指揮官の談話もあわせて報じた。前日10日時点では「明日(の復帰)が現実的」とも語っていたネビン監督。この日のイレギュラーな出場回避が、改めて患部が万全ではないことをうかがわせたのも事実だ。

 残りは17試合。このまま打者として完走するのか、シーズン中に右ヒジの手術に踏み切るのかの判断も含め、決断の時は着実に迫っているようだ。