首位阪神との直接対決で3タテされ、現在4連敗中の広島が緊急事態に陥った。主力の菊池涼介内野手(33)と西川龍馬外野手(28)が11日、出場選手登録を抹消された。新井貴浩監督(46)は「キク(菊池)にしても(西川)龍馬にしても『大丈夫です。行けます』と言ってくれるし、その気持ちはすごくうれしいけど、まだ戦いは続く。『大切な試合でお前たちがいないのは痛い。気持ちはもらっておく。まずはしっかり治してくれ』と彼らには伝えた」と苦渋の決断だったことを明かした。

 菊池は5日のDeNA戦で一塁にヘッドスライディングした際に左手親指を負傷。翌日から先発を外れ、患部の状態を見ながら代走での出場を続けていた。西川は7月半ばに右脇腹の肉離れで離脱。8月8日に一軍復帰したものの、今月に入って再び右脇腹に違和感を覚え、3日の中日戦から4試合連続で欠場し、8日の阪神戦でスタメン復帰したものの10日の同戦ではベンチ外となっていた。両選手は三軍に合流してリハビリに専念する見込み。

 首位阪神に11ゲーム差と逆転優勝は絶望的だが、広島はCS圏の2位に踏みとどまっている。ポストシーズンでの下克上を目指すためにも万全な体調にすることを優先させた格好だ。