【台湾発】野球のU―18W杯(台北・天母野球場)決勝・台湾戦に2―1で勝利し、悲願の初優勝。巧打&好判断で勝利に大きく貢献した丸田湊斗外野手(18=慶応)は喜びを爆発させた。
とっさの判断が得点につながった。1点を追う4回、先頭・緒方が四球で出塁すると、4番・武田がきっちりと犠打を決めて一死二塁。ここで丸田が打席に入ると、ここまで好投を続けていた相手先発スン・イーレイの投じた初球を「ノーサインでやりました」とセーフティーバント。判定は一時アウトとなるも、リプレー検証の結果セーフとなり一死一、三塁とさらにチャンスが拡大した。
その後もスキを突いた好走塁が光った。続く高中が3球目でスクイズに成功。これを三塁手が一塁に悪送球すると、白球がファウルゾーンを転々としている間に一走だった丸田も激走し、本塁まで生還。「(相手守備が)ごたついてるのを見て『一塁に投げるな』と思ったので、二塁を回って、回った瞬間に暴投したので、コーチャーを見ることなく自分で走りました」と瞬時の判断で一気に逆転に成功した。
今夏の甲子園では日本一を経験。わずか1か月足らずで世界一も達成した〝持ってる男〟は「なんだろう…うれしすぎて逆に涙が出てこなかったです(笑い)。(日本一&世界一達成は)僕しかいないので。本当に幸せ者だと思います」と照れ笑い。
さらには「(甲子園優勝時は)〝世界一最高の夏〟ってこの間言ったんですけど、(今回は)〝宇宙一〟かもしれないです(笑い)」とこの日一番の笑顔も見せた。
大会序盤は不振に苦しみ「スーパーラウンドでこれは取り返そうってずっと思ってた」と決意を新たに臨んだ終盤戦。「思うよりはスーパーラウンドで活躍できなかったんですけど…(自己評価は)100分の20とか10くらいだと思うんですけど…」と謙遜気味に語ったが「今日のセーフティーバントとかが決まって勝利につながったので、そこはすごく良かった。しぶとい試合でこうやって勝ち切れたっていうのが、すごく喜びを倍増させてくれたかなと思います」と確かな手応えをつかんでいた。
甲子園、そして台湾でもその存在感を発揮したプリンス。高校最後の夏は、誰よりも輝かしい思い出になったはずだ。












