中日は6日の阪神戦(バンテリン)に0―1で今季20度目となる零封負け。先発した小笠原は7回1失点と力投したが、打線の援護なく10敗目(7勝)を喫した。

 球団初となる2年連続の最下位も現実味を帯びてきたなか、肩を落としていた一人がこの日始球式を務めたアイドルグループ「SKE48」の日高優月(25)だった。SKEきっての竜党である日高は4度目の始球式登板。投球を終えるとスタンドから熱い声援を送った。

 その日高は10月でグループを卒業する。中日応援番組「ぶらぶら!D級ウォーカー」(東海テレビ)のMCをはじめ、地元のテレビやラジオ、YouTubeなどを通じて〝ドラゴンズ愛〟をアピールし、東海地区を代表する〝竜党女子タレント〟に成長。だが、約11年間のアイドル活動の中で一つだけ実現できなかった夢があった。

 それが「SKE48での目標に(中日の優勝時の)ビールかけ取材をしたいというのがあったんですけど、それはかなえることができませんでした」ということだ。

 2013年1月からアイドル活動をスタートした日高だが、中日はこの年から長期にわたって低迷。優勝どころかAクラス入りもできず、12球団で最もCS出場から遠ざかっているチームとなっている。リーグ3位だった20年は、コロナ禍のためCSそのものが開催されなかった。

「試合は残念でしたが、小笠原投手はナイスピッチングでした。選手の皆さんの笑顔を見るのが大好きなので(SKE48を)卒業してもドラゴンズをずっと応援させていただきます。地元にこんなにステキな球団があるので、私がかなえられなかった夢はSKE48の後輩たちに託したいです」という日高。果たして「中日ナイン歓喜のビールかけ」ができる日はいつになるのだろうか――。