女子プロレス「スターダム」のジュリア(29)が、保持する新日本プロレス・STRONG女子王座の価値向上に着手する。3日の広島大会ではハードコア&デスマッチユニット「プロミネンス」の世羅りさ(31)を退け、V3に成功。「世界一のベルトにする」と宣言したお騒がせ王者が目指す、今後の防衛ロードとは――。

 アイスリボン時代の先輩との初のシングル王座戦は、苦しい展開を強いられた。それでも王者の意地が炸裂。15分過ぎにミサイルキックを決めて流れをつかむと、最後はノーザンライトボムで3カウントを奪った。

「このベルトをまだまだ防衛して、みんなにも強さを与えていきたい」

 8月には初となる米国マットでのタイトル戦で、同王座のV2に成功。自信をつけて臨んだ今回のV3戦だった。「少し不安もあったんだけど、自分の入場曲になった瞬間に悲鳴に近い歓声がバックヤードまで聞こえてきて。ジュリアを待ってる人が世界中にもいるんだって手応えを感じた」と振り返る。

 だからこそ「このベルトをジュリアが世界一のベルトにする。そのために戦いたいやつがたくさんいる」と目を輝かせた。試合後に次の挑戦者は現れなかったが、王者には意中の相手がいる。

「メルセデス・モネでしょ、トニー・ストーム、ディオナ(パラッツォ)、あと山下りなとも戦いたい。それにスターダムのベルトに興味があるって言ってたSareeeとも戦いたいね」

 米WWEを退団し、5月に日本マットに復帰したSareeeは岩谷麻優が持つIWGP女子王座に興味を示している。だが、アイスリボン時代の2019年6月、Sareeeとのシングルで敗れているジュリアは「IWGPが欲しいみたいに言ってたけど、私からしたらそこはどうでもいい。ストロングっていうベルトにぴったりの選手だと思う。シードリングのベルト取ったみたいだけど、それで満足なのかな?」とにやり。リベンジの機会をうかがっている。

 また、山下はジュリアにとって憧れの存在だ。昨年9月にはタッグを結成し、ハードコアマットに出場する機会があったが「あれで終わらせたくない。それにデスマッチで海外で活躍してるみたいだし、STRONGは米国のベルトだから相手としてはいいんじゃないかな」とラブコールを送った。

「こいつらを引きずり出して防衛戦をやって、ベルトの価値を高める。そのためなら、地球の裏側だって、どこまででも行くから!」。V4戦の行方に注目だ。