東京池袋の〝顔〟として利用客に親しまれている西武池袋本店が31日、ストライキに入り、全館臨時閉館した。
親会社セブン&アイ・ホールディングスは、9月1日に傘下の老舗の百貨店そごう・西武を米国の投資ファンドに売却する方針。これを受けて存続を求める「そごう・西武労働組合」がストを行った。大手百貨店のストライキは、1962年の阪神百貨店以来61年ぶりだといわれている。
この日、西武池袋本店前の玄関シャッターには「臨時閉館のお知らせ」の貼り紙が貼られた。
その文面には「8月31日(木)は、そごう・西武労働組合によるストライキ実施の影響により、誠に勝手ながら全館臨時閉館とさせていただきます。また、9月1日(金)は営業いたしますがストライキの影響により一部通常の営業と異なる売場がございます。大変ご不便、ご迷惑をおかけしますこと、深くお詫び申し上げます」とつづられていた。
多くの人が行き交う池袋周辺。ストという異例の事態に通行人や利用客は、臨時閉館を知らせる貼り紙前で、足を止めてスマホなどで写真を撮る光景があとを絶たなかった。
西武池袋本店がある豊島区に住む60代の男性は「ストライキが行われるのは、子ども頃に労使間で戦うニュースしか見たことがなかったので『マジかよ…』とビックリしている。14年前に東口の池袋三越が閉店した時はショックだった。そごう・西武の業績不振は知っていたが、親会社のセブン&アイ・ホールディングスが米国の投資ファンドに売却するなら、気分が悪いですね」と語った。
派遣会社に務める40代女性は「従業員のみなさんのストライキ決行は理解しています。経営陣は何が起きても従業員が安心して働けるように雇用を確保してあげてほしいです」と話した。












