巨人の2年目右腕・赤星優志投手(24)が24日のヤクルト戦(東京ドーム)に先発し、7回116球を投げて無失点、自己最多8奪三振の好投で今季初勝利。5月23日のDeNA戦(同)以来、約3か月ぶりの一軍マウンドで結果を残した。与えられたチャンスをものにした若き右腕。何かと話題の母校・日大からも、感謝と賛辞の言葉が寄せられた。

 巡り巡ったチャンスを逃さなかった。23日の試合前練習中、先発予定だったグリフィンは頭部に打球が直撃したことで登板を回避。24日に先発予定だった菅野が志願の1日前倒し登板をしたことで、赤星に先発機会が巡ってきた。

 そんな右腕は初回こそ死球と安打で一死一、二塁のピンチを招くなど立ち上がりに苦労したが、結局失点は許さず、その後は安定感のある投球でスコアボードにゼロを並べ続けること7イニング。若き右腕の力投に応えるべく打線も奮起すると、2回にブリンソンの11号先制ソロ、6回には丸の13号3ランなど援護点を挙げ、待望の今季初勝利をプレゼントした。

 赤星は「(先発機会は)僕としてはチャンスではあったので、結果が出てよかったです。今日勝てたのが本当にうれしいです」と率直な心境を明かせば、原監督も「非常にパワフルな感じがして見違えるくらい。ファームの方でコーチを含め、本人もやってきたなという感じがしますね」と称賛した。

 赤星の力投は暗雲が立ち込める母校・日大にとっても一筋の光となったようだ。ある日大関係者はこう明かす。

「例のアメフト問題で最近はいい話題がまったくない状態。今後就活を迎える学生の中からは『大学のイメージがこのままで大丈夫なのか?』とぼやく声も出ていたほどでしたから、若いOBが頑張ってくれるのはわれわれからしても、学生からしてもありがたいことですよ」

 別の日大関係者からも「今となっては『日大=アメフト事件』と最悪のイメージがついてしまった。まじめにやっている学生からしたら迷惑な話だけど、やっぱり就活に対して心配な声は出ているし…。今後も赤星君が日大の嫌なムードを払しょくする活躍をしてくれたらいいんですけどね」と、悩める後輩たちを救う右腕の活躍を望む声が出ていた。

 大卒2年目の投手に現在大学に在籍する7万人超の後輩たちの未来を託すのは少々酷な気もするが…。この日の好投がそれほどのインパクトを残したのは確かな様子。チームの、そして母校の救世主としてさらなる飛躍が期待される。