阪神は22日の中日戦(京セラ)に延長10回、3―2でサヨナラ勝ちし、マジックを「25」とした。

 3―3の延長の10回、二死からの猛攻で決めた。中日・田島から1番・近本の中前打を口火に、中野、森下が連続四球を選んで満塁に。この押せ押せムードで4番・大山が4球目を左前に運び、3連勝を決めた。

 試合後の岡田彰布監督(65)は「リリーフ陣がよく踏ん張った」と6回途中から無失点でつないだ5人のリリーバーのねぎらった後、最後の大山の劇打前の連続四球でサヨナラへ〝雰囲気〟が整っていたことを告白した。

「大事なところでボールを振らない。ベンチもそういう雰囲気、そういう応援の仕方してる。ボールを選んだ時が一番(ベンチが)喜んでいるから、お~ん」「延長になってボール球を見極めた時が一番、声出るな。最後も(中野、森下と)フォアボール、フォアボールやで」。この日、打線で選んだ四球は9つ。うち7個を終盤7回以降に稼ぎ出し、最後も〝選球眼〟で試合の流れを引き寄せ続けた。

「まぁ、出しちゃいけない四球もあったけど…延長入ってからのフォアボールはあかんわ。(回の)先頭とかな」と、自軍投手陣の反省点にも「四球」を挙げつつも、これで今季8度目のサヨナラ勝利。岡田監督は「(サヨナラではなく)もっとすっきり勝ったらいいんじゃないですか?」と、冗談交じりに4時間25分の激闘を振り返ったが、その表情は穏やかそのものだった。