西武は18日のソフトバンク戦(ペイペイ)で相手先発・石川の前にノーヒットノーランを食らい、0―8で完敗。逆転CS進出を目指す中、3位のホークスが残り38試合で6・5ゲーム差に遠ざかる痛恨の初戦黒星となった。
先発・平良海馬投手(23)は2回に鷹打線に打者一巡、長短5安打3四死球などで5失点とつかまり、先発転向後ワーストとなる4回9安打7失点で6敗目(7勝)を喫した。
平良は「今日は球速も出ていて状態も良かったが、ずっとランナーを背負った状態での投球だった。もっと三振を取らなければいけないと思って投げていました。今日打たれたヒットの中で内野安打はあまり気にせず、外野に打たれた球の内容をしっかり見直したいと思います」と反省と課題を口にした。
昨年までの4年間で7勝31セーブ94ホールド230奪三振(194回2/3)防御率1・66とセットアッパーとして圧倒的な成績を収めていた平良は、先発転向後の苦悩を「(ストレートの平均)球速が落ちている分、空振りが取りづらくなっている。配球で抑えなければいけないというふうにはなっている」と語っている。
最速160キロの剛速球は影を潜め、状況や相手関係を見ながら配球を組み立てる〝技巧派〟としてのスタイルにシフトチェンジ。ここまで16試合で14度のクオリティースタート(6回以上を投げて自責3点以内)をマークしてきたが、この日は完全に鷹打線に配球を読まれていた。2回に許した柳町、三森、柳田の適時打と牧原大の犠飛、そして3回、栗原に許したソロ本塁打はいずれもフォークを狙い打たれたものだった。
これまでの対戦データの蓄積から平良のストレートは空振りゾーンの高めにしか来ない。対して変化球は低め、という明確な傾向からカウントを見ながら、低めのフォークに目付けをされていたようだ。
たとえそれが相手打者にとっては裏となる配球でも「追い込んでからアウトローのストレートで見逃し三振を狙うという発想はないです」と言う平良。投手と打者は常にイタチごっこだが、先発としての発想の転換、配球のバリエーションを増やしていく時期に差し掛かっているのかもしれない。












