第105回全国高校野球選手権大会の第7日第2試合は専大松戸(千葉)が東海大甲府(山梨)に7―5で逆転勝利し、夏大会初の3回戦に進出した。
 
 1点を追う7回、無死一、二塁から敵失で同点とすると、上迫田(3年)、宮尾(3年)の2本のスクイズで逆転に成功。持丸監督は「後半は1点勝負だった。スクイズでも何でやって2点は取ろうと。渡辺がよく投げた。今日は渡辺につきる」と満足そうな表情を浮かべた。

 この日のマウンドにプロ注目の151キロ右腕・平野大地(3年)の姿は見られなかった。左腕・渡辺翼(3年)と青野(3年)の継投で乗り切り、ピンチの場面でもブルペンすら入らなかった。持丸監督はエースの状態について「1点差勝負の時に投げれる投手かどうかを見極めていかないといけない。四球を出される、走者をためられるのが一番怖い。フルカウントからストライクを100%投げられる状態ではない。そこからベースの上で勝負ができる投手にならないと難しい。渡辺はこっちにきてコントロールもいい。(3番手は)梅沢だった」と制球に不安を残し、この日の登板は頭になかったという。

 センバツに2完投し、県大会決勝に続いて聖地初戦でも出番なく終わった平野は「今日は2人に託した。投げたかったけど、県大会から自分の調子が落ちていた中で青野が試合を作ったので…」と話した。甲子園入りしてフォームを微調整し「上体で投げる形になってしまってたんで、もっと下半身を使って投げるように。監督からは左足の突っ張りを強くするよう言われてます。感覚は悪くない」と明かした。

 それでも「ベンチで見てて自分も投げたい気持ちが強かった。早く投げたい。自分も負けてられない」と前を向き、持丸監督も「使えるチャンスがあれば先発でいくしかない」と〝復活〟を期待した。