セ首位の阪神は8日の巨人戦(東京ドーム)を7―6で逃げ切り勝ち。2位・広島が敗れたため、ゲーム差を3・5と広げた。
試合は3回まで5点リードの展開も、中盤以降に投手陣がG打線の反撃にあい、6回時点で1点差に。8回に森下の2ランで7―4と突き放すも、再び3番手・岩貞が四球と連打で捕まって2点差とされる。
なおも無死一、三塁。阪神ベンチはここで4番手・馬場にスイッチしたが、初球を4番・岡本に左中間に弾き返され、巨人の一走・秋広も本塁へ。打球処理した中堅・近本→遊撃・木浪→捕手・梅野へとつないだ中継プレーも及ばず、球審・牧田は一度は「セーフ」の判定。7―7の同点とされたかに見えた。
しかし、ここで三塁ベンチから岡田彰布監督(65)が飛び出し、7点目の本塁クロスプレーについてのリクエスト要求。ビデオ判定の結果、中継リレーを受けた捕手・梅野の走者へのタッチが本塁到達より「先」だったことが認められ、8回を7―6の1点リードでしのいだことが、最終的な勝敗の分かれ目となった。
9回の敵の反撃を守護神・岩崎が封じ、結果的には〝ヒヤヒヤ〟の勝利。試合後の岡田彰布監督(65)は「1回も追い越されなかったのが、大きかった」と5連勝で今季最多の貯金19とした。
勝敗に大きく影響した8回のリクエスト要求についても「ずっとシートノック、連携、キャンプからずっとね…一番、いいところで出たよな」とナインを称賛、クロスプレーの瞬間も「こっち(三塁ベンチ)から見てもアウトに見えたからなぁ」とニッコリ。
昨季まで守備が課題とされた阪神で、選手たちの地道な鍛錬の積み重ねが、試合の要所で成果を見せたことに満足げだった。












