やはり成長にはもう少し時間が必要なのか。リーグ最下位ながらも奮闘を続ける日本ハムが「守乱」に苦しめられている。
チームは今シーズンから本拠地「エスコンフィールド北海道」が開場。昨季までの本拠地・札幌ドームとは異なり、新球場は内外野が天然芝とあって今季は開幕直後から失策数が激増している。7月末までの93試合で計63失策を記録すると、その後も数字は増えるばかり。6日のソフトバンク戦(エスコン)でも遊撃・奈良間と三塁・清宮が相次いで失策を記録。これでチーム失策数はセ・パ12球団ワーストの「70」にまで膨れ上がり、昨季の失策数(83)を大幅に更新する勢いだ。
これには現役時代に守備で名をはせた新庄剛志監督(51)も頭を抱える。
「芝生が柔らかい。で、土に(打球が)行った瞬間に打球速度が上がる。イレギュラーもするっていうとこでね。大事にいくというところは分かるんですけど、ここ(エスコン)でやる以上はそのへんを慣れていかないと、どうしようもないんで」
難易度の高い守備を要求される野手に一定の理解を示しながらも試合後は厳しい表情が続く。
失策数を減らす打開策として6日の試合前には打撃練習を早めに切り上げ、内野手による守備練習を行ったばかり。それでも瞬時に効果は表れないのだからもどかしい。
「ああいう内野の守備(練習)をちょいちょい(試合前に)入れていかないと変わらないから。これからもああいう練習をさせていきながら。他の球場であれ(練習)やっても意味ないですから。この球場でね」(新庄監督)
後半戦から先発メンバーを固定化。この影響もあり前半戦低迷していた打線は活発化している。そんな中で、一向に改善されない守備力がチームの足を引っ張るのでは今後に向け不安が募る。
「ピッチャーもね。ああいうエラーでガクンって(きて)球数も増えるし。そこで何とか野手が一生懸命守って、それを取り返してあげようという気持ちはあると思うんですけど…」とは新庄監督。
最下位からの脱出に向けまずは守備力改善が必須だが、秘策や奇策がないのがこの問題だけに…。タクトを振る指揮官の苦悩が晴れる日は来るのか。成長のためのがまんの日々は続く。












