フェンシング女子サーブルの江村美咲(24=立飛ホールディングス)は〝感謝の思い〟を胸に戦い抜いた。

 先月の世界選手権(イタリア・ミラノ)で男女を通じて初の連覇を成し遂げた江村は3日、都内の所属先で行われた褒賞金贈呈式に出席。報道陣や関係者に対して「朝早くからありがとうございます」と謝辞を述べた上で「この1年間ケガだったり、去年世界選手権で優勝してからなかなか優勝できなかったり、自分でも珍しいくらい不調が続いていた。去年とは違う新しい挑戦だったので、その中で結果を残せたのは価値がある。この1年間苦しかったけど、いつも温かく応援してくださるみなさんに本当に本当に感謝の思いを伝えたいです」と頭を下げた。

 贈呈式では村山正道社長から褒賞金500万円が贈られた。使い道については「いつも支えてくれている家族にお礼の物を買いたいと思っている。自分は特に欲しいものがないのです」とにっこり。昨年の世界選手権優勝時に贈呈された300万円は、1988年ソウル五輪フルーレ代表で元日本代表監督の父・宏二氏と母・孝枝氏にプレゼントしており、随所で親思いの一面が垣間見えた。

 帰国後には「夏らしく」との思いから美容室で髪をオレンジに染めた。貴重なオフは「どこか旅行に行きたい」と笑みを浮かべつつも、2024年パリ五輪に向けて「進化し続けたい」と力強く宣言。世界女王だからこそ、ここで立ち止まるつもりはない。