西武のドラフト6位・児玉亮涼内野手(25)がファームで奮闘している。

 WBC3大会ぶりV奪回の代償としてチームの主将・源田壮亮内野手(30)が右手小指骨折を負い、開幕から約2カ月間の離脱。その穴を埋め、内野守備に大きな安定をもたらせた児玉だったが、源田が復帰した後は6月19日以来、二軍で〝塩漬け状態〟が続いている。

 走攻守でチームを引っ張る源田―外崎のゴールデングラブ二遊間の壁は分厚く、両者に故障でもない限り児玉の「バックアップ」としての立ち位置は変わらない。

 身長166センチ、体重65キロというサイズ、打者の特徴としても外野にコンバートするわけにもいかず、ドラ6ルーキーは置かれた場所で研さんを積むことしかできない。

 児玉はここまで二軍戦29試合に出場して打率2割8分1厘、9打点3盗塁。7月30日の楽天戦(カーミニーク)では〝プロ1号〟となるソロ本塁打を左翼に放ち、気を吐いている。

 パ・リーグ新人王争いを独走するオリックス・山下舜平大投手(21=8勝、防御率1・77)は別として、野手で資格を有するオリックス・茶野篤政外野手(23=71試合、打率2割5分1厘、20打点、7盗塁)、ロッテ・友杉篤輝内野手(22=41試合、打率2割9分2厘、7盗塁)との差は、圧倒的にその出場機会の確保となっている。

 いい投手は何人いても邪魔にならないが、同一ポジションに同じ特徴を持つ侍ジャパンの正遊撃手がいるジレンマ…。〝バックアッパー〟児玉の置かれた状況は改めて厳しい。(記録は7月31日現在)