ゼロワン夏の祭典「火祭り」29日の後楽園ホール大会で決勝戦が行われ、松永準也(27)が初制覇を成し遂げた。
昨年に続いて2度目の出場を果たした松永は、前世界ヘビー級王者の田中将斗やウナギ・サヤカなど注目選手が集まるAブロックを勝ち点18で決勝に駒を進め、Bブロックを勝ち上がった2AWの真霜拳號(44)と激突。
試合では先輩相手に物おじせず立ち向かった松永がエルボーを連打し、激しい場外戦へ持ち込んだ。客席に真霜を投げ飛ばし、勢いを見せつけた。しかし、リングに戻ると真霜に完全にペースを奪われ、無道(変型の羽根折り固め)でつかまるも何とかロープに手を伸ばしピンチを逃れた。
終盤には真霜にエルボー合戦を挑み、一進一退の攻防を展開し、最後はラリアートをかわした松永がドラゴンスープレックスホールドからの得意のビースティング(旋回式フィッシャーマンドライバー)を決め3カウントを奪取した。
2021年3月のゼロワン新木場大会でデビューした若き戦士の快挙に、会場に集まった観客からは大きな歓声が上がった。
念願の火祭り刀を手にした松永は「自分が入門してからいろんな人に『ゼロワンはおじさんばっかり』『若者が育ってない』と散々言われてきたので、なんとしても今年は自分が優勝しないといけないと思っていました」と満面の笑みを浮かべ「いい意味で期待を裏切ることができたと思います。大谷(晋二郎)さんに報告したいと思います」と頚髄損傷でリハビリ中のゼロワン〝炎の戦士〟大谷への思いを語った。
火祭りを制し「プロレス界のど真ん中にいく」と豪語する松永が次に照準を定めたのはクリス・ヴァイスが保持する世界ヘビー級王座。「クリス・ヴァイスがチャンピオンのうちに俺が挑戦する権利あるんじゃないの。火祭り覇者として王者と向き合ってやる」と意気込んだ。














