連勝ストップとなった一戦は、改めて「1球の怖さ」を学ぶ敗戦となった。試合前まで10連勝で首位だった広島は28日、首位攻防の阪神戦(甲子園)に2―7で敗れ〝一日天下〟となった。

 試合は初回に先制を許すも、すぐさま3回に小園、野間の1、2番コンビの連続適時打で2―1と逆転。10連勝の勢いを象徴するような鮮やかな逆転劇も、直後に起きたミスの連鎖で、試合の主導権を失った。

 一死から近本の打球を遊撃・小園がファンブルすると、先発・野村が迎えた中野を四球で歩かせて、一、二塁。さらに続く3番・森下にも右前に弾き返されると、右翼手・野間が、この打球を後逸。右翼フェンスまでボールが転々とする間に、2人の走者が本塁に生還し、阪神に再逆転されてしまった。

 終盤5回には2番手・ケムナが制球を乱し、3四球に失策なども絡み、許した単打は2本も4失点。この日は2失策と投手陣が与えた5四球のうち、4つが得点になるなど〝自滅〟で敗れた。

 試合後の新井貴浩監督(46)は「ミスは起きるので。その次が大事。取り返すチャンスはたくさんある」と次戦以降の奮起に期待を寄せ、1日限りでの首位陥落にも「順位的なものは気にしない。変動するもの。一戦一戦が大切。全然、雰囲気いいですよ」と強調していた。