今年もこの季節がやってきた。5年ぶりに巨人に復帰した長野久義外野手(39)が、27日の阪神戦(甲子園)で3打数2安打2打点の活躍でチームの連敗ストップに貢献した。

「7番・左翼」で先発出場した長野は5回の第3打席で右越えの2点適時二塁打を放つなど、この回6得点の猛攻の立役者に。これで2戦連続での2点適時二塁打となり、気温の上昇とともに調子も一段と上がってきた。かねて長野は春先は低空飛行だったとしても、夏場に入ると打棒がうなぎ上りとなる傾向が強い〝夏男〟。試合前の練習中は強烈な日差しに照らされ、試合中は蒸し暑い環境の中でもこの男にとってはヘッチャラのようだ。試合後も元気いっぱいで「みんながつないでくれたので良かったです」と白い歯をのぞかせた。

 スタメン起用がズバリと的中した原辰徳監督(65)も、これにはすっかりゴキゲンだ。「若返ったねえ。ず~っと夏場だったらいいのに(笑い)」とジョークとも本音ともつかない〝原節〟を炸裂させつつ「今日なんか逆風の中、あそこ(右越え)に打っていけるんだから、非常にいいものが出てますね」と笑みが耐えなかった。

 若手では秋広や門脇が奮闘を続けているが、V奪回にはベテランの力も不可欠だ。〝夏長野〟の降臨がチームを加速させていくかもしれない。