巨人が27日の阪神戦(甲子園)に9―6で競り勝ち、連敗を2でストップさせた。

 勝利の原動力となったのは、打線の爆発だった。5回に相手のミスにもつけ込みつつ、打者11人の猛攻で一挙6得点。この回途中でトラ先発・才木から7安打、4四球を選び、6点を挙げてマウンドから引きずり下ろすことに成功した。この右腕に対しては試合前までの時点で今季2戦1敗。対戦打率は1割6分3厘と封じ込められていた。

 原辰徳監督(65)は「(相手のミスに)助けられたところもありますしね。でも、そこにつけ込むことができたというのは大きかったと思いますね。全員の力を結集しないと、そうそううまくはいきませんね」と打線の奮起をたたえた。

 それにしても、何が攻略の糸口となったのか。巨人打線は初回に秋広が8球粘った末に四球、4回にも9球を投げさせて四球を選んだように、才木の球数はみるみるうちに膨らんだ。結果、才木は5回途中までで105球。大久保博元打撃チーフコーチ(56)は「球数を放らせる作戦」と認めた上で、その立案者は亀井善行打撃コーチ(40)だったことを告白。「亀井がしっかりみんなに伝えて、チームとして監督も『それがいい』ということで」と舞台裏を明かした。

 もちろん、いかにして球数を投げさせたかの戦術までは明かせないまでも「あっという間に5回ぐらいで向こうも球数を気にしなきゃいけない(状況に持ち込めた)。球数は監督からするとめちゃくちゃ気になるもの。相手の監督にもピッチングコーチにも〝次どうするか〟というストレスをかけられたかな」としてやったりの表情だった。

 もっとも、次回対戦する際には相手も対策を講じてくることは必至。今後も目が離せない攻防が繰り広げられそうだ。