なでしこジャパンは26日、オーストラリア・ニュージーランド共催の女子W杯1次リーグC組第2戦コスタリカ戦(ニュージーランド・ダニーディン)に2―0で勝利。2連勝で勝ち点を6とし、C組のもう1試合でスペインがザンビアに勝っため、決勝トーナメント進出が決まった。
今大会初先発のMF猶本光(29=三菱重工浦和)が先制ゴール。ようやくつかんだ大舞台で持ち味を存分に発揮した。前半25分、中央のFW田中美南(INAC神戸)からのボールを左サイドで受けると、ドリブルでペナルティーエリア内に侵入し、左足を振り抜いてゴールネットを揺らしてみせた。
初めてのW杯でうれしい初ゴール。猶本は「良いボールがきて、その前に1本外していたので、決めることができてよかったです。この試合で結果を残したいと思っていて、実際そうなってうれしいです。自分のゴールで勝たせたいと思っていました」と胸を張った。
ここまで長かった。準優勝した2010年のU―17W杯など世代別代表では中心選手として活躍していたが、14年に初選出されたなでしこジャパンでは、主力に定着しきれない時期が続き、いつも〝期待の選手〟止まりだった。
12年ロンドン五輪、21年東京五輪、15年カナダ女子W杯、19年フランス女子W杯といった主要大会のメンバーに名前はなかった。それでも気持ちを切らさず、足りないところを克服すべく、自分自身と向き合い精進を続けてきた結果が、大舞台での存在感発揮につながった。
すでに16強入り決めたとはいえ、スペインとの1次リーグ最終戦(31日)は大事な一戦となる。決勝トーナメント1回戦相手関係を左右するだけでなく、上位進出へ向けて強豪と、どの程度渡り合えるかの試金石にもなるからだ。猶本は「まだ次のスペイン戦がありますし、一戦一戦、みんなで勝利をつかみ、積み上げたいです」と気持ちを引き締めた。












