競泳女子で福岡県出身の鈴木聡美(32=ミキハウス)は、地元の声援を胸に戦い抜いた。

 水泳の世界選手権12日目(25日、マリンメッセ福岡)の100メートル平泳ぎ決勝では、前半の50メートルを8位で折り返す。後半も懸命な泳ぎを見せたが、1分6秒67で8位。「応援してくださっているみなさんの期待が大きかったと思うので、その期待をちょっと裏切ってしまうような形になって申し訳ない」と唇をかんだ。

 今大会は予選で自己ベストを14年ぶりに更新する1分6秒20をマーク。決勝は悔しい結果に終わったものの、5年ぶりに日の丸を背負ったことで大きな刺激を受けた。「やはり世界の雰囲気というのはすごいなと思った。自分もその中にいるという感覚が久しぶりだなと思う体験ができた」と振り返りつつ「この緊張感がないと、自分の向上心であったり、その強い気持ちというのは、国内の大会とはまた違ったものなのだなと改めて思った。より目標意識が高くなる」と決意を新たにした。

 29日には重点を置いてきた50メートル平泳ぎのレースが控えている。「50につながるような、いい3レースができたんじゃないかな」と手応え十分の鈴木。パリ五輪に向けて、さらに自信を深めることはできるか。